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2020/02/13

【響筒】iFデザインアワード金賞受賞のご報告

こちらのブログでもご紹介させていただいていました、Panasonicさんと共同開発したワイヤレススピーカー「響筒」が、国際的に権威のあるデザインアワードとして知られる「iFデザインアワード2020」において金賞を受賞しました!

世界各国から7,298件を越える応募の中から、75件にのみ授与されるものということで、大変光栄なことです。Panasonicさんと時間をかけて、しっかりと作り上げた商品が、きちんと認めていただけることは、ほんとうにうれしいことです。

おかげさまで多くの方からご注文、ご好評をいただいております。
この機会に、Kaikado Caféの2階個室にて、1日1組様限定で、前営業日までにご予約の方のみとなりますが、響筒に実際にふれて、聴いていただきながら、菓子缶のお菓子とコーヒーをゆっくり楽しんでいただけるメニューをご用意する予定ですので、ぜひお越しください。
※詳細はFacebookなどで、改めてご案内させていただきます。




Kaikado Café
オフィシャルサイト:www.kaikado-cafe.jp
住所:〒600-8143 京都市下京区河原町通七条上ル住吉町352
   Google Map
ご連絡先:TEL:075-353-5668
営業時間:10時30分 〜19時まで(L.O.18時30分)
定休日:木曜日・第一水曜日(夏季休業、年末年始休業有)


2020/01/01

本年もよろしくお願いいたします。


あけましておめでとうございます。

昨年は、テレビで特集いただいたこともあり、ものすごい反響をいただきありがたい一年となりました。
製造が追いつかず、お届けにお日にちがかかる中でも多くの方からご注文をいただき、誠にありがとうございます。この場を借りまして御礼申し上げます。

また11月には4年間の集大成としてパナソニックさんと共同開発した響筒も販売することができた年となりました。
本年の年賀状にも、最終調整を行うために5代目と共にパナソニックさんの工場にお邪魔した時の写真を使わせていただきました。
5代目とは、今も工房で一緒に仕事をしていますが、この時、改めて向き合って作業を進める中で、お互いの作業を見ながら今までわかっていたつもりでやっていたことが、まだまだあったんだなと気付かされるよい機会にもなりました。

昨年は、開化堂、Kaikado Caféにも多くのお客様にお越しいただき、
たくさんのご縁をいただくことができました。誠にありがとうございます。
改めましてお礼申し上げます。
本年も 相変わらず のお付き合い宜しくお願い致します。

本年は、以下の日程にて営業開始となりますので、
よろしくお願いいたします。


【開化堂】
1月6日(月)9時より営業

【Kaikado Café】
1月3日(金)12時〜17時(L.O.16時)
1月4日(土)10時30分〜17時30分(L.O.17時)
1月5日(月)10時30分〜19時00分(L.O.18時30分)
1月6日(火)通常営業

お正月の3日、4日、5日はお正月メニューでお待ちしております。
珈琲とともに鍵善良房さんの「花びら餅」も販売予定です。
ご一緒にぜひ。


2019/10/31

ワイヤレススピーカー「響筒」


Facebookでも少し告知させていただいていましたが、
11月8日、パナソニックさんと開化堂の共同でつくったワイヤレススピーカー「響筒(きょうづつ)」を販売できることになりました。

蓋を開けると同時にゆっくりと音が聞こえはじめ、開いた瞬間に音がふわっと広がる。それはお茶の香りが部屋に広がっていく感覚と似ているかもしれません。蓋を閉じるときは、蓋の自重でゆっくりと落ちるに従って音もフェードアウトしていく、手に持って開閉すると、手のひらで音の響きを感じていただける感覚を味わっていただけます。単にワイヤレススピーカーで音を聞くと言うだけではなく、色々なものを感じ、次の代へ継ないで行くことのような、何かを感じていただけるものになったのではないか?と思っています。

100個のみと限定販売になりますが、プロジェクトスタートから4年、ようやく皆様にお届けすることができます。




4年前パナソニックさんから、私もメンバーであるGO ONにオファーをいただきスタートした「Kyoto Kaden Labo」と言うプロジェクトですが、当初は、「これで本当に何か形にできるのか?」というくらい難航して、半年近く何も形にならない時期がありました。その時は何を目指して、何をつくるのか、そういった共通意識や共通言語を作っていた時期だっと思います。同じものづくりでも、ベクトルの方向性が違うものづくりをしてきた家電と工芸だから、それは仕方がないことだったと思います。中川木工芸の中川さんがよく言うのですが、お櫃屋としてはナショナルさんが電気釜を作って廃れたと、その時は天敵でしかなかったと。
でも今100年先の良い暮らしってなんだろうと考えたらやっぱり同じだよな、ともみんなで話し合っていました。

パナソニックのデザイナーの皆さんとGO ONメンバーで、座禅を組んだり、GO ONメンバーの各工房で実際に制作体験をしたり、合宿して銭湯一緒に行ったり、できるだけ多くの時間を共有するようにしました。そして何度も話し合いを重ねる中で、ようやく自分たちの進むべき方向性として、「100年先の心地よい暮らし」を目指した「五感や記憶に響く体験価値」というコンセプトが見えてきました。そんな中で、ようやく響筒へとたどり着いて行きました。
プロトタイプができてから、京都やミラノでの展示、そしてミラノサローネでのプロジェクト自体の受賞。その中で世界の評価はどんどん上がって行きました。

でもプロトタイプと製品は似て非なる物。皆さんの手に届けると言うことは簡単なプロセスではありませんでした。経年変化していくことへの許容や、茶筒自体が響くことが体験としては面白い反面、音のクオリティをどう上げるのかという難しさ。素材自体の薄さのこだわりと検証。ここに書ききれない色々なことがありました。





そんな中で時間はかかりましたが、このプロトタイプの発想・形をほぼそのまま製品化できたことは、本当に嬉しく、改めて上蓋の内側の刻印をみた瞬間、やっとここまで来れたんだなとしみじみとなりました。
作る上では、一つ一つはきちんと作れる開化堂、ただ隣のものと全く同じかと言うとそうではない。逆に全てのものが同じクオリティのパナソニックさん、そこには最初は大きなギャップがありました。お互いに歩み寄り、作る工程も行ったり来たりしながら、いかに最初の思いを形にするのかを、お互い相手を考えてやりきった結果がこうして結びついたのだなと思います。



最終調整を行うために5代目と共にパナソニックさんの工場に入りました。そこには普段通り仕事できるように畳が置かれていて、いつもの開化堂を受けいれてもらえたんだと嬉しかった。でもちょっと最初は「お客さん」的な感じの雰囲気もありました。ただ、お互いのものづくりの基準を共有しながら、一緒に話をし、作業を行うことで、最後はこの写真みたいに!
無事、時間内にきっちりと終われた瞬間、開化堂とパナソニックさんが心を通じて一緒に慣れた瞬間でもありました。

11月8日から、Kaikado Café 2階にて「響筒」を展示販売いたします。
実際に手にとって、手のひらで音を感じる体験を是非。
お客様のスマホとペアリングして音楽を聴いていただくこともできます。
皆様のお越しを心よりお待ちしています。