珈琲缶のサイズ
2020/02/13
みなさま昨今のコーヒーブームもあってか、ここ数年、珈琲缶は大変ご好評いただいております。ありがとうございます!もともとは、中川ワニさんの15周年を記念する茶筒を作るということから始まった珈琲缶ですが、今や開化堂の通常ラインというべきところまで評価をいただいております。こうして新しいものが定着していくのはすごく楽しく、でも背筋の伸びる思いでもあります。
さてそんな中で、珈琲缶についてご質問をいただくことも多くなってきました。
そこで今回は珈琲缶のサイズについてご説明させていただければと思います。
開化堂では、珈琲を豆のまま保存するための珈琲缶として、100g、200g、300gの3サイズをご用意しています。商品名は中に入れる豆の「重さ」がそのまま商品名となっています。
「大は小を兼ねる」ということで大きい300g缶をご購入希望の方も多いのですが、店頭でお話を伺うと、実際は200g程の豆で使われる方が多く、その場合は、できるだけ200g缶をおすすめしています。
一番大きな理由として、例えば、200gの珈琲豆を「300g缶」に入れると、珈琲豆と中ぶたまでの空間(距離)ができてしまうので、その分空気が余分に入ってしまい、酸化の原因にもなってしまいます。それに、300g缶は、取っ手部分も含めると高さが21.5cmあり、大人の男性が手のひらを大きく広げた幅よりも大きいほどですので、収納される場所もご考慮いただくことをおすすめしています。
商品サイズは以下になります。
珈琲缶 100g:高さ144mm × 直径92mm ※取っ手含む
珈琲缶 200g:高さ160mm × 直径110mm ※取っ手含む
珈琲缶 300g:高さ215mm × 直径110mm ※取っ手含む
ご参考としまして、Kaikado Caféでは「中煎り豆」をメインにご提供しており、実際に店頭で使っている200g缶に、200gの珈琲豆を入れると写真左のような具合になります。そして、写真右は、焙煎度の違う「深煎り豆200g」を入れた状態です。
少し分かりづらいですが、同じグラム数なのに深煎りのほうがかさ高になっています。
これは、一般的に焙煎時間が長い(深い)と、豆の中の水分が減りつつ、豆が膨らむ傾向にあるので、同じグラム数でもかさ高さが変わってきます。また、豆の種類によっても大きさや重さは違いますので、そういったこともご考慮いただけるとよいと思います。
200g缶と300g缶の比較です。
ちなみに左が銅、右が真鍮ですが、左の200g缶はKaikado Caféで使っていて
良い色に変化しています。
また、珈琲豆の鮮度を考えると、1〜2週間程度で飲みきれる量を基準として、それより多く豆を買われた場合は、残りを冷凍保存していただくとよいそうなので、珈琲を飲まれる状況に合わせたサイズの珈琲缶をお選びいただき、末永くお使いいただけますと幸いです。