2018/01/10

柄もの茶筒

2018/01/10
先日、ブログでも紹介させていただきました、高山寺さま公認で制作しました「鳥獣人物戯画」の「柄もの茶筒」は、まだ、開化堂では販売していないものの、おかげさまで大変ご好評をいただいております。ありがとうございます。

「柄もの茶筒」は、凹凸の型を使って立体的な図案を表現する型押と、特殊な溶剤で金属を溶かして図案を表現する方法から、図案のサイズや細かさなどによって使い分けて制作しています。

もともとは、先々代の頃からお茶屋さん向けに、ハンコ状の刻印を入れていたのが始まりで、時によって、漆塗りで色付けして紋を入れたり、全体に彫りを施したりもしていました。また、有り難いことに、これらをコレクションとして集めていただいているお客様もおられます。



現在では、オリジナルの柄もの茶筒として「四つ葉のクローバー」や「青海波」を販売していて、展示品として残している「茶」や「心」などもあります。
それに、結婚式の引き出物用や企業様からのご依頼で、ロゴマークなどの図案を刻印することもあります。









柄もの茶筒は、経年変化とあわせて、使い込んでいただくことで刻印された図案がだんだんと浮かび上がってくる時期があり、さらに使い込むうちに図案部分の色もなじんできて、均一な色になってくるという、時とともに楽しめる茶筒ですので、末永く可愛がっていただけるとうれしいなと思います。


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