2018/02/22

使い始めから1年。写真で見る色変化。

2018/02/22

以前このブログで、使い始めから半年間使用した茶筒を1ヵ月ごとに撮影して、色の変わり方をお伝えしました。今回は引き続きで、さらに半年間使用し「丸1年間」の撮影レポートをお伝えします。
私自身、半年でそれなりの変化を実感しましたが、それだけ変化した上で1年となると、あまり期待するほどではないかと思っていました。でも、定点で見ると意外なほど変化していました。子育てと同じで、毎日みていると気づきにくいですが、少しづつでも確実に変化しているなと改めて思いました。

銅の変化です。
まずは「新品・6ヵ月・12ヵ月」をまとめて並べると分かりやすいです。


銅は、はじめの半年間のほうが変化が分かりやすいですが、半年から1年後までは、変化した茶色が全体に万遍なくみられるようになり、くすみが減っていきます。さらにまわりの映り込みが少なくなってきて、全体的に深みのある色になってきました。










錻力は、使い始めからだんだんと艶がある、ないを繰り返しながら、鏡のような質感が徐々に抑えられ、「ドボ漬け錻力」特有の筋目のような文様が浮かび上がってきます。











真鍮は、はじめの3ヵ月あたりから不均等に色変化があり、深みのある茶色にどんどんと変わっていきます。その後、10ヵ月をすぎる頃から濃い茶色が、だんだんと赤味をおびてきて、にごりがなくなってきて鮮やかになってきました。










今回も、毎日少しづつ手で撫でた結果として、このような変化を撮影することができました。必ずこの結果になる訳ではありませんが、数日置きにでも茶筒をお使いになる時に手の平で撫でていただければ、変化を感じていただけると思います。

素材の違いだけでなく、撫でる人が変われば変化の仕方や早さもかわります。じっくりと続けていただくことで、その人だけの茶筒に育っていきますので、慌てず気長に楽しんでいただけると嬉しいです。


以前に書きましたこちらの記事も、ぜひご覧ください。

1ヶ月でもここまで変わる。写真で見る色変化。

色変化を楽しむ、茶筒の撫で方。

ドボ漬けのブリキ


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